ボーグ(BORG) 望遠鏡パーツ 7000〜7499番台
【7215】 1.4×テレコンバーターGR
ゴーストが出にくいゴーストレデューステレコン登場。
フルサイズ対応で余裕の光量・1.4倍なのにシャープでヌケが良い。
ゴースト軽減・フルサイズ対応、ダイヤモンドリングの撮影に最適です。
- レンズの曲率やコーティングを工夫し、ゴーストが出にくいレンズ設計を致しました。
- 対物レンズの焦点距離に応じて、レンズの位置を最適化できる構造です。
- 7月22日の皆既日食時のダイヤモンドリングのゴースト対策に最適なテレコンです。
- 別売のアダプター(【7901】【7910】〜【7914】)併用により、他社製望遠鏡にも使用可能です。
- レンズの径を従来の【7214】の28mmに比べ36mmと大幅に大きくすることにより、35mm判フルサイズでもケラレが無くなりました。画像処理の手間も大幅に軽減されます。
- APS−Cサイズでもノートリミング派の方は、周辺減光が少ないということは作品作りに有利です。
- 従来の【7214】と比較すると、ゴーストが大幅に少なくなっています。(下の画像参照)
- 対物レンズの対応可能焦点距離は500〜1000mmですが、範囲外の焦点距離でもf300mm以上の屈折望遠鏡であれば、実用上問題なく使用できます。(特にAPS〜フォーサーズ〜マイクロフォーサーズの場合)
- 弊社のテストでは、45EDII(f325mm)に使用しても、D700(フルサイズ)で四隅まで像が全く破綻が生じませんでした。(テレコンバーターの目盛はf500mmに設定、星のポスターを撮影して検証)
- 解像力・ヌケ・コントラストのいずれも優秀で、ボーグ本来の解像力を損なうことなく1.4倍に拡大出来ます。
- 中心像はそのままで周辺像を大幅に改善する働きがありますので、視野一杯にシャープなコロナが広がります。
- BORG125SD、旧125ED、150EDなどの長焦点対物レンズには特に相性が抜群です。
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左が新製品の1.4倍テレコンバーターGR【7215】、右が従来の1.4倍テレコンバーターDG【7214】。
いかに新製品のレンズ径が大きいかが分かります。全長も【7215】の方がコンパクトです。 ※【7215】は試作品です。 |
- 使用上の注意
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- 完全なゴーストレスではありませんので、事前に必ずテスト撮影の実施をお願いします。
太陽を置く位置によってもゴーストの出る位置や大きさも変わってきます。
- テレコン無しの直焦点の焦点位置とテレコン装着時の焦点位置は若干違います。(やや内側にいきます)
- もし、現在お持ちのシステムのゴーストが心配でしたら、簡単にゴーストテストできる方法があります。
明るい光源に向けて一眼デジカメでオーバー露出をするだけ。このテストでゴーストが出ないレンズは皆無と思われますが、そのテストをして気になったら、本製品の導入をご検討くだされば幸いです。参考までに以下のテスト画像もご覧ください。
- 本製品のM57メスネジは取り付け部に斜めになった部分があります。このため、相手のM57メスネジの形状によっては、最後までネジが入りきらないことがありますが、不良ではありません。気になる方は、M57/60延長筒を併用ください。
- 組み合わせるカメラや望遠鏡によっては、ファインダーの上部がケラれる「ミラー切れ」と呼ばれる現象が起こることがありますが、これは実際にケラれているわけではなく、ミラーが小さいために光が届かずに起きる現象です。ボーグ+テレコンのように長い焦点距離になると発生しやすくなります。
<参考>ゴーストテスト(1) 77EDII+【7214】+KISSDX+1/8秒
左側に出ているグリーンのボーッとしたものがゴーストです。
相当な露出オーバーですので結構はっきりと出ています。
注:背景のボケの大きさが1と2で違うのはピントがずれているためです。また、周辺のボケの像が円形でないのは障害物のせいです。
また、カメラの種類や光源の位置や種類によってもゴーストの出方は変化します。
<参考>ゴーストテスト(2) 77EDII+【7215】+KISSDX+1/6秒
新製品の【7215】の方が露出が1.5倍になってしまい不利な条件でしたが、それでもグリーンの濃さが明らかに薄くなっています。
このテストは誰でも簡単に出来ますのでやってみてください。
ただ、皆既日食本番で同じ結果になる保証はありません。念のため。