●2枚のEDレンズを含む5枚玉アポクロマート式を採用した口径108mm、焦点距離600mm、F5.6の鏡筒です。
●フラットナーが内蔵されており、周辺までシャープな星像を実現。イメージサークルはフルサイズを余裕でカバーする66mmとなっています。
●接眼部には4.2インチ径のラックアンドピニオン式フォーカサーを採用。マイクロフォーカサーが装備されていますので、微細なピント合わせが可能です。また360°回転可能なカメラ回転装置も装備しています。
●アイピースを取り付けるためのアダプターも付属。眼視観測にも優れた性能を発揮します。アイピースは2インチ、1.25インチいずれのサイズにも対応します。
●デジタル一眼カメラを容易に取り付けられるよう、M48 x 0.75ネジを備えたカメラマウントアダプターが付属します。カメラマウントアダプターにはM48フィルター取り付けネジが装備されています。アダプター本体は3段構成になっており、それぞれM68、M54、M52ネジが用意されていますので、デジタル一眼カメラ以外にも様々なフォーマットに対応します。
●フードは伸縮式を採用。またグリップハンドルが標準で装備されており可搬性に優れます。
●鏡筒バンド、3インチ（ロスマンディ規格）アリガタプレートが付属します。
●専用設計された倍率0.7倍のFRA600用 F3.9レデューサー（別売）を併用することで、焦点距離420mm、F3.9のアストログラフになります。

ZWO EAF（電動フォーカサー）対応
●FRA600には、惑星から星雲星団撮影まで幅広いシーンで活躍するZWO社製電動フォーカサーEAFが、EAFに標準付属のアタッチメントのみで接続が可能です。 ●また、ZWO社製統合型Wi-FiデバイスASIAIR-PLUSを使用し、EAFとZWO社製CMOSカメラとを連携させることで「完全オートフォーカス」が可能になります！ラフにピントを合わせておく必要があるものの、オートフォーカス所要時間は2〜3分。Fの明るい光学系でのジャストピントを簡単に得ることができます！超便利！

オートガイドシステムの構築も簡単
●FRA600にはビクセン規格のアリ溝式ファインダー台座を標準装備。シンプルに光学ファインダーを接続するもよし、ASIAIR-PLUSを体裁よくマウントしたり、ZWO社製ファインダーシューを追加（ASIAIR-PLUSに装着）することで30F4のようなミニガイドスコープを接続して、ミニマムながら使い勝手の良いガイドシステムを構築することも可能です。

■モンキー星雲（NGC2174）撮影データ（※画像クリックで拡大表示：6072×4042ピクセル）
　・鏡筒 ：Askar FRA600 + FRA600用 F3.9レデューサー
　・カメラ ：ZWO ASI2400MC-Pro
　・フィルター ：ZWO 2inch Duo-Bandフィルター
　・赤道儀 ：iOptron CEM40
　・撮影制御 ：ZWO ASIAIR-PRO + iPad
　・オートガイド ：ZWO ASI120MM-Mini + ZWO ASIAIR-PRO
　・画像処理 ：ASIAIR-PROライブスタック撮影にてフラットフレーム/ダークフレーム/バイアスフレーム自動補正処理
　　およびStellaImage8にてレベル補正処理のみ（星像確認のためデジタル現像やシャープ処理は一切無し）
　・撮影地 ：山梨県北杜市（若干の薄雲あり）
　・撮影者 ：むらちゃん
　・露出時間5分×8枚　冷却温度-15℃　ゲイン値158　ビニング無 　ASIAIR-PRO・ライブスタック撮影