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タカハシ(高橋製作所) 鏡筒
タカハシ FC-100DZ
FCシリーズの完成形
●1981年に初代FC-100がデビューして38年、当時画期的であったフローライトF8シリーズのシステムは、フォトビジュアルな屈折望遠鏡の先駆けとして、現在のデジタル時代の天体写真撮影においても世界中の天体望遠鏡メーカーで多く採用されています
。
●38年前には憧れであったフローライト対物レンズは、現在ではかなり手軽に扱える素材となっており、二枚玉なら三枚玉EDよりも安くて軽量コンパクトな屈折望遠鏡ができます。
問題は色収差性能で、デジタル写真では、かつての銀塩写真の時代よりも遥かに高度な色収差補正が要求されます。 従来の二枚玉フローライト対物レンズの短所は、波長毎の球面収差のばらつきが大きく、明るい対物レンズの場合、軸上色収差が少なくても青から紫の短波長側のハローが増加することです。 そこで、可視光領域で球面収差も含めて色収差のバランスを最適化するには、それぞれの波長毎の球面収差に微妙な高次収差を与え短波長側のハローを減らし、高倍率性能に要求されるストレール強度も向上させるという光学設計に至りました。 ●スライドフードの採用により非常にコンパクトに収納できます。フードを格納すると全長770mmですが接眼部品を外すと、595mmと口径10cmクラスの屈折望遠鏡とは思えないほどコンパクトに収納できます。収納に高級なカメラレンズ等用のアルミケースを使えば、運搬するときの衝撃を防ぎやすくなります。 ●デジタル写真で問題になる青から紫色の短波長側のハローも、FC-100Dの約半分に抑えています。
●フローライトの相手玉についても、部分分散の相性の良い高屈折硝子を組み合わせることで色収差を低減させています。
これにより、460nm〜670nmの可視光領域全体においてストレール強度90%以上、眼視強度を付けたストレール比で97.6%と、長焦点f/9のFC-100DLを上回る眼視性能をf/8の口径比で実現しています。 ●写真撮影にFC-35レデューサー0.66×を組み合わせると、530mm(f/5.3)のフルサイズをカバーするアストロカメラになり、FC/FSマルチフラットナー1.04×を取り付ければ、820mm(f/8.2)のフラットフィールドな超望遠像が得られます。 ▼仕様
補正レンズ仕様
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