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天体望遠鏡パーツ > 迷人会工房
乾燥空気送風装置「朝まで完走君」
夜露対策に!レンズやミラーに乾いた空気を吹き付け結露を防ぐ!特にヒータ設置が困難な小型反射鏡筒にとって最善策!
多湿な日本の環境下では夜間、気温の低下に伴い結露が起こりがちです。天体撮影中のレンズやミラーを夜露から守るためには、「露よけヒーター」を使用する方法がよく知られていますが、鏡筒を温めて伝わる熱でくもりを取る「ヒーター方式」では、状況によっては反射望遠鏡内部に位置する斜鏡、主鏡中央部、前玉が突出した広角レンズ、大口径屈折中央部などには充分な効果が得られない場合があります。強力なヒータであればある程度改善しますが、今度は消費電力や筒内気流の問題に悩まされます。
その解決として考え出されたテクニックが、「乾燥空気」です。撮影中、終始乾いた空気をレンズやミラーに送り込むことで結露を寄せ付けないという方法で確実性が高く、ベテランユーザーの間で好んで使用されています。ヒーター方式に比べてアドバンテージの多い手法なのですが、最大のデメリットが一つだけありました。「乾燥空気送風装置」というものが市販されておらず、自作しなくてはならないということです。 そこで迷人会工房では、乾燥空気を生成する「本体部」に、簡単な加工で様々な鏡筒に取り付けすることができる「鏡筒取り付け部品」までをセットにした、乾燥空気送風装置「朝まで完走君」を製作いたしました。 「朝まで完走君」で 乾燥空気を送入してレンズやミラーを夜露から守れば、あなたはきっと、熾烈な撮影レースを薄明まで走り切り、成功を勝ち取ることができるでしょう! 下記に取付例として、フードに市販の金属ニップルを固定する方法(ガイド鏡)、ファインダー脚固定M5ネジを取り外し残った穴を利用する方法(タカハシε-130DやスカイウオッチャーBKP130)、鏡筒に穴あけ加工する方法(スカイウオッチャーBKP130)、ケーブルクランプを使用してレンズフードに張り付ける方法(カメラレンズ)、ニップル付きのFTフードにチューブを直結する方法(FSQ-106ED)の実例をご紹介しています。 鏡筒ごとに取付の最後の部分に、使用者によるある程度の工夫と加工が必要なことはご理解のうえでご購入ください。 主な特長
■ 使用手順
※付属の巾着袋に一式を収めた状態で動作可能です。乾燥システムのすべてをまとめて地面に置くことができます。 ※使用後は1〜4を逆に実施してください。 ※使用後は1.の栓をしておかないとシリカゲルが吸湿します。 ■ ジョイント取付例
初回のみ望遠鏡本体・または鏡筒フードに穴を開けて鏡筒取付け用ジョイントを設置します。 5mmの穴を開けることにより、ジョイントをねじ込むことが可能です。
■ 使用例
(ファインダー脚固定ネジ部取付方式のヒント)
(カスタマイズのアドバイス) 乾燥空気の送管にはペットショップやホームセンターの観賞魚用品コーナーで入手できるエアレーション(ブクブク)用のチューブや、分岐・配管パーツが使用できます。 BKP130の例では、エアレーション用の2又金属製ニップル(コック付き)で乾燥空気を分岐させ、斜鏡と主鏡に供給する工夫を行っています。 漏れ入る迷光を嫌い、鏡筒と主鏡セルの隙間をパーマセルテープで目張りしています。乾燥空気が漏れずに溜まるので結露防止の強化策としても効果的です。 主な仕様
※ハンドメイド品のため、若干の誤差がある場合があります。 最近チェックした商品 |