●赤外線は人間の目には見えないため、一般的な天体望遠鏡は赤外光に焦点を合わせるように設計されていません。望遠鏡を眼視使用する場合には問題ありませんが、ほとんどのCMOSカメラのセンサーは赤外線の感度が高く、そのまま撮影すると可視光領域のイメージが劣化してしまいます。（ピンボケのような画像になってしまいます。）
そのため、IRカットフィルターを併用することでCMOSカメラのセンサーに赤外線が到達するのをブロックし、より鮮明な画像が得ることができるようになります。
●また、太陽面をHα領域で撮影する場合も、デリケートで高価なHαフィルターを赤外線の影響から保護します。