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ボーグ(BORG) 望遠鏡パーツ 7500〜7999番台
[7875] M75ヘリコイド
107FLを装着してもビクともしない高剛性大型ヘリコイド登場!
主な特長 ●野鳥撮影においては、対物レンズの直後に配置することにより、BORGの手持ち撮影が容易に!
●天体撮影においては、大口径の対物レンズや重いカメラを装着してもビクともしない高剛性ヘリコイド。 ●内径が最大77mmと懐が深く、大きな補正レンズを挿入可能。来たるべき中判時代を先取り。 ●ヘリコイドの動きはBORG史上最高のクセになるほどの滑らかさを実現。ガタもアソビも極小。 ●ピントの再現性の高い目盛とストッパー付。星雲・星団の撮影や皆既日食の撮影に重宝します。 ●1目盛が100μとM57ヘリコイドDXII・H【7762】と同じ細かさ。目盛幅に余裕があり50μの読取可能。 ●ヘリコイドのピッチもBORG史上最高に細かく、【7762】よりも20%も細かい。伸縮量は何と30mm。 ●ヘリコイドの向きは前後リバースして装着可能。慣れたフォーカスの回転方向に合わせることが可能。 ●内径が大きいということは、ヘリコイドの装着位置を選ばないということ。お好みの位置にセット可能。 ●前後のアダプターは新型の噛み込み防止の溝を装備。艶消し状態も良好。 ●思わずBORGで手持ち撮影をしたくなる高品質ヘリコイドを開発しました。安心のオール日本製。 <本製品開発の背景> 軽くて高解像度のBORGを手持ちで使いたい。多くの野鳥ユーザーの願望です。すでにミニボーグではスムーズで精度の高いフロントタイプの高精度ヘリコイド(7861や7761)が発売されているので、71FLまでは手持ち撮影は比較的容易になっています。しかしながら、77EDII、89ED、90FLといった大口径・長焦点の対物レンズ用の手持ち撮影に適したフロントヘリコイドは存在しませんでした。そこで、大きなレンズで手持ち撮影が出来る高精度高剛性のヘリコイドの開発が急務になりました。 また、天体撮影においては、フルサイズ対応のヘリコイドはすでに豊富にラインナップされており、十分な品ぞろえをご用意しております。ヘリコイドの特長である目盛付、ストッパー付の仕様は、ピントの再現性に大変優れているので、星雲・星団撮影や時間のない皆既日食の撮影時に大変重宝されています。そして時代は流れ、デジタルカメラの世界にもいよいよ中判サイズのセンサーの時代がやってきました。内径が77mmと広いので、大きな補正レンズが挿入できる余裕が生まれたので、今後大型の補正レンズの発売を見越した余裕の設計となっているのです。 <本製品開発者のこだわり> ●従来のヘリコイドは重い対物レンズや重いカメラを装着するとどうしてもヘリコイドがたわんでしまい、スムーズな動きがしにくい状態でしたが、今回のM75ヘリコイドは、その要因であるガタを極限まで減らすことに成功しました。ヘリコイドの回転は極めて滑らかで狙った位置でピタッと止まる上に、付属のストッパーネジを締めればピント位置をがっちりと固定できます。 ●少々重くはなりましたが、内径を思い切って大きくしましたので、大口径107FLの対物レンズの直後に装着してもケラレがありません。装着するレンズの幅、装着する位置の選択肢が大きく広がりました。 ●重量は646gありますが、全長155mmありますので、80ΦL150mm鏡筒の重量162g+アダプターの分を差し引くと480g以下となり、30mmも伸縮することを考慮すると意外と軽いという見方も可能です。 ●ピントを読み取る目盛は暗闇でも白くクッキリと見やすいようにレーザーマーキングを採用。天体撮影時のピント合わせの負担を減らします。 ●ヘリコイドの目盛は100μまで読める指標付。さらに目盛の幅に余裕があるので50μ以下の読取も可。 ●グリースは高温時はグリースの浸み出しを最小限に止め、低温時(氷点下10度以下)にはグリースの硬化を最小限に止める絶妙な配合に成功。夏も冬も、昼も夜もオールラウンドの使用に耐えます。 ●簡易回転装置内蔵。5本のネジを緩めることにより、指標の位置やカメラの方向を調整可能。 ●前後のアダプターは噛み込み防止の溝が付いた新型。内面の遮光性も高まっています。 <本製品生産工場の責任者のこだわり> ●ガタを最小限にすることを大前提に加工をしました。ヘリコイドの外筒と内筒が0.01mmでも狂うと入らなくなるというところまで追い込みました。 ●量産時においても、寸法を一定にするために「通り」と「止まり」の治具を製作して全品検査を実施。 ●きつすぎると滑らかに動かなくなるので、組み立て前に仮組みを行い、部品の相性チェックも実施。 ●多条ネジのガタも最小限にしています。スムーズに動くように各工程ごとに回転チェックを行い、手間暇をかけて組み立てました。 ●グリースの選定と塗布量の選定にも時間をかけました。試作とテストを繰り返し、M75ヘリコイドためだけに専用のグリースを選定しています。 ●目盛環のレーザーも当初テーパー部分には印刷困難とされていましたが、特製の治具を考案し加工を可能に致しました。 ●ヘリコイド中筒のガタを無くすために、加工→アルマイト→加工と加工を1工程増やしました。ひと手間かけることにより、ガタをほぼなくすことに成功致しました。 <ここがポイント!> このM75ヘリコイドがないとどうなるのか?それは一言でいうと「とても困ります。」という回答になります。何に困るのか?私のカワセミフィールドでは、川に手すりがあります。この手すりが実にありがたい存在で、この手すりのお蔭で三脚や一脚がなくても鏡筒を手すりにおいて撮影するいわゆる「半手持ち撮影」が可能になります。この半手持ち撮影に欠かせないのが、本製品M75ヘリコイド【7875】なのです。 BORGの鏡筒を手すりにおいて、鏡筒自体は比較的安定はするのですが、肝心のピントをどこで合わせるのか?ミニボーグならM57ヘリコイドLII【7861】などのフロントヘリコイドタイプの合焦装置があるので問題ないのですが、77EDII、89ED、90FL、107FLなどの大口径BORGの場合は、今までフロントタイプのヘリコイドが事実上無かったので、手持ち撮影や半手持ち撮影のピント合わせはかなりのテクニックを必要としていました。 でもこのM75ヘリコイドが出来てからは、手持ち撮影・半手持ち撮影ともに「どんとこい」という前向きなスタンスに代わりました。BORGの撮影スタイルを根本から変える、今までにない滑るような感触のヘリコイド。それがM75ヘリコイドなのです。しかも、内径が広いのでヘリコイドを装着する位置を選びません。これにより、ヘリコイドを好みの位置にセット出来る。自分の手の長さに最適な位置にヘリコイドをセッティングできる。ベストフィティングが実現できるヘリコイド。それがM75ヘリコイドなのです。 <本製品使用上の注意> ●ヘリコイドの動きの固さですが、ガタを極力減らすということを最重要視したため、やや固めに調整しています。よって動きの速いトビモノの撮影時にはやや不満が出るかもしれません。ヘリコイドの動きは使い込むほどに滑らかさを増す傾向にあります。その点をご了承ください。「固めだが滑らか」という表現がふさわしいかと思います。 ●本製品に付属の前後のアダプターには、ネジ噛み込み防止の切れ込みがあります。もし、アダプターが外れにくい場合は、このミゾに定規などを挿入してきゅっと回すと外れやすくなります。 ●本製品に付属の植毛紙は、ケースバイケースでご使用下さい。【7780】+【7790】の組み合わせの場合は、必ずご使用下さい。【77491】+【77531】などの旧製品の場合は、植毛紙が邪魔になり、M75ヘリコイド内でドロチューブがしゅう動しませんのでご注意ください。詳細は付属の説明書を参照下さい。 ●ヘリコイドの指標が見にくい位置に来た場合は、本製品の6か所の6角のネジを緩めると任意の位置に回転出来る様になります。 主な仕様
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