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タカハシ(高橋製作所) 鏡筒
タカハシ FSQ-130ED
写真用鏡筒のフラッグシップモデル、威風堂々と新登場!
●タカハシが世界に誇る最高峰のフォト・ビジュアル屈折望遠鏡「FSQシリーズ」に最上位機種となるFSQ-130EDが加わります。同じFSQというネーミングですが、これまでは4枚玉のQ(quadruplet)でしたが、FSQ-130EDでは5枚玉のQ(quintuplet)を意味しています。
●トップグレードとなるFSQ-130EDは、3枚の凸レンズ全てにスーパーED(特殊低分散)ガラスを使用するという贅沢な設計で、これ以上はないという程に収差補正がなされた無類の天体望遠鏡です。 ■新設計の大型接眼体
●接眼部は、これまでにない大口径ドロチューブの付いた大型接眼体を採用しました。機構的にはFSQ-106EDを踏襲していますが、支持方法などを吟味して大型の冷却CCDカメラの装着も念頭に置き、強度アップを図っています。また、減速微動装置、カメラ回転装置も組み込んでいます。 ■スライドフード採用のコンパクトな鏡筒 ●本体は大きさの割に重量感がありますが、スライドフードの採用により非常にコンパクトに収納できます。アイピースアダプターを外すと、なんと540mmです。収納に高級なカメラレンズのようなアルミケースを使えば、運搬するときに衝撃を防ぎやすくなります。また、フード先端に保護リングが着いていますのでフードが潰れる事故もある程度は防げます。 ■タカハシ独自の光学デザイン
●新設計の光学系は、TOAとFSQを融合したタカハシ独自の5枚玉で、それぞれのレンズエレメントを完全に分離することにより中心から周辺までほぼ完全な無収差を実現しています。前玉3枚を凸凹凸の大きく分離したTOAタイプにすることで、軸上色収差および波長による球面収差をほぼゼロにし、後群をFSQ-106EDタイプにすることで像面の湾曲、非点収差、倍率色などの周辺収差を徹底的に排除しています。 ■豊富な周辺光量 (イメージサークル:φ110mm) ●4枚目のレンズを大きくすることにより周辺減光が少なく、35mmフルサイズの対角周辺であるφ44mm付近で光量97%、645の対角周辺であるφ64mm付近で光量92%、67の対角周辺であるφ88mm付近でも光量78%、光量60%のイメージサークルとしてはφ110mmもあります。もちろん、大判のフィルムで撮影する時代ではなく、冷却CCDやデジタルカメラで撮影する時代なので大きなイメージサークルは無意味と考える天文ファンが多いかもしれません。しかし大きな周辺減光は画像処理も難しく、またビネッティングが大きいと周辺の輝星に楔形の切れ込みのような回折光芒が発生し天体写真の美しさを壊してしまいます。したがって撮影するカメラのフォーマットよりもはるかに大きなイメージサークルを持ち、また中間画角でのケラレの無い光学系は、絞り込んで撮影する事が無い天体写真では非常に重要なメリットになります。 ■スポットダイアグラム、MTF、ストレール比による光学系の総合評価
●新設計の5枚構成FSQは、4枚構成FSQでは補正が困難であった中間画角における下コマと最外角における上コマをほぼ完全に補正でき、さらに軸上色収差と周辺での倍率色収差、波長ごとに発生する色コマなどもほとんど除去することに成功しています。これによって従来型の4枚構成FSQに比べ星像のシャープさと像面の平坦性がさらに増しています。FSQ-106EDと比較するとスポット直径が中心から周辺まで1/2以下になっています。 ●また、総合的な光学性能を評価するために、MTFによる評価、またストレール比による評価もあわせて実施し、撮影用レンズとしての性能、および天体望遠鏡としての高倍率性能をあわせ持つ究極のフォトビジュアル光学系を生み出しています。MTFによる評価は撮影用レンズとして、カメラレンズとの比較に使いますが、一般にカメラメーカーが公表している幾何光学的MTFでは、回折限界であるエアリーディスク以内の最小星像の光学系は飽和してしまい正確とは言えません。光を波として計算する波動光学的MTFを公表するべきですが、カメラメーカーの慣例に従い幾何光学的MTFを公表します。 高倍率眼視性能はストレール比で判断し、可視光全域で人の網膜の分光感度曲線に近い荷重平均を掛けたストレール比で高倍率性能を判定しています。FSQ-130EDの高倍率性能は4枚玉のFSQ-106EDをはるかに凌ぎ、眼視望遠鏡の世界最高峰であるTOAに迫る高倍率性能が得られています。 ■新設計の専用レデューサー(645レデューサー0.7X)
●超高性能な対物レンズの性能を生かすために、FSQ-130ED専用の大型レデューサーを新たに開発しました。新型の645レデューサー0.7Xは4群4枚構成で、2枚の凸レンズに高屈折低分散硝子を使用してレデューサーで発生しやすい倍率色収差と色コマを最小限に抑えています。しかも短縮率は0.7倍で焦点距離455mmのf/3.5にまで明るくなります。イメージサークルはφ70mmと645サイズは完全にカバーしていて、35mmフルサイズ周辺なら光量は90%もあります。(注:カメラマウント、カメラボディーなどでのケラレを加味しない値です。ご使用になる環境によっては、ケラレ等で減光する場合があります。) FSQ-130EDと645レデューサー0.7Xの組み合わせは、屈折系アストロカメラとしてはかつてない明るさで、実効F値はイプシロン光学系より小さくなり、SPOTダイアグラムによる最小星像は35mmフルサイズ周辺(22.00mm)まで5ミクロン、645周辺(35.00mm)まで8ミクロン以下とイプシロン光学系以上のシャープな星像です。また反射型アストロカメラと異なり、周辺減光の少ないのがメリットとなります。 ■FSQ-85ED,FSQ-106EDのアクセサリーレンズも使用可能
●FSQ-130EDにはこれまでのFSQシリーズの多彩なアクセサリーレンズ群も使用可能です。 APS-Cサイズまでのカメラなら、やや色収差は発生しますが4枚玉FSQ用のレデューサーQE0.73Xも 使用でき、焦点距離はFL=470mm(f/3.6)となり、ほぼ10ミクロン以内のフラットな像が得ら れます。 また、エクステンダーはエクステンダーED1.5Xを使用した時に中心収差は最良になり、FL=980mm (f/7.5)の焦点距離はTOA−130とほぼ同等の高倍率性能が得られます。 周辺に向かって収差はゆるやかに落ちますが、それでもフルサイズ対角で30ミクロン、光 量65%なので星野撮影にも十分使用可能です。 エクステンダーQ-1.6X(50.8)を取り付けた場合、中心の高倍率性能はエクステンダーED1.5Xよりもやや劣りますが周辺像はこちらの方が上回ります。焦点距離FL=1040mm(f/8)となり、イメージサークルφ44mmの周辺まで10ミクロン以内の均一な星像が得られます。 ▼仕様
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